サラと不思議な魔法石 感想
時間泥棒ゲームです。間違いない!
ゲーム画面はこんな感じ。
マインスイーパーとローグライクRPGを混ぜたようなシステムです。
地雷を避けて掘り進み、次の階層への魔方陣やアイテムなどを探していきます。
地雷を掘ったら一発でゲームオーバー…なんてことはなく、
罠で不利な状況に追いやられるか、
敵との戦いになるかのどちらかで済みます。
地雷の中身が罠か敵かは踏むまでわからないのですが、
その階層の地雷をすべて当てれば、一部判明します。
私はチキンなので、一回一回そうやって地雷を判別させて、
レベルをガンガンあげてました。
レベルアップによる能力値の上昇幅がそれほどでもないので、
たぶん1レベルのままでもクリアできるんじゃないかな~…とは思います。
試してないですけど!
基本的に敵はそれほど強くないですし、罠もだいたいは優しいものなので、
難易度は抑えめに感じました。
マインスイーパー特有の理不尽な地雷の配置もありますが、
アイテムの使用や仲間の特技によって回避することができます。親切!
戦闘画面。
背景は、私が一番踏みたくない罠(=判明していた数字を一部見えなくする罠)を踏んでしまった後の惨状です。
ストーリークリア後が本番のようなもので、
地雷によって死んでしまうダンジョンや、
ローグライク恒例のアイテム持ち込みなしのダンジョンなどが追加。
追加ダンジョンの一例。
仲間は中で出会えました。
だいたいの敵と戦ってレベル上げしていたので、経過時間がすごいことになっています。早い人はどれくらいのタイムなんでしょうね~。想像がつかないですね~…
ちょっとだけやろう…と思ったらいつのまにか1時間たってる、そんなゲームでした。
遊んでてストレスを感じることがなかったです。あと、音楽がどれも素敵でした。
マインスイーパーが好きな人には問答無用でおすすめです!
そうでなくても、ローグライクが好きなら楽しめるかと!
プレイ時間:約8時間半(クリア自体は2時間程度)
熱中度:☆☆☆☆☆
好き:☆☆☆★★(3.5ぐらい)
星の王女さま 感想
ツクールVXAce製の長編RPGです。
ところでフリゲRPGにおいて、長編ってどのくらいの長さからになるんでしょう。
個人的な感覚では、短編は1時間程度、中編が10時間未満、長編がそれ以上くらいなんですけど、世間一般的には違うような気もする…
「星の王女さま」は12時間程度でクリアしたので、私的には長編です。
戦闘がホントに面白かった!
サイドビュー戦闘で、一番の特徴が大技の出し方です。
キャラクターの左横に星印のゲージがありますが、これを最大までためると一発オーバードライブ技を任意のタイミングで出せるようになります。
それとは別に、左上はじっこに大きな星ゲージがあって、これは敵味方共有になります。一回攻撃するごとに1つゲージが溜まり、最大になったときに攻撃したキャラクターがターン終了時に一発オーバードライブ技をキメられるんです。
キャラクターの素早さを調整するのがとても大事。幸い敵キャラクターにそこまで素早いヤツはでてこないので、あとは味方内でアクセサリーを付け替えて順番を調整するのが楽しかったです。
能筋に育てたキャラクターによくシェアオーバードライブを取らせて、ひたすら物理で殴ってました。
他に独特な特徴といえば、フィールドエレメントといって、魔法を使えば使うほど威力が高まる?といシステムがあったのですが、腕力にたよりきったプレイングだったのでこちらはあまり効果を実感できずに終わってしまい…。2週目するなら、魔法主体でいきたいです。
あと、タイトル画面からして感じられるように、グラフィックがとてもキレイです。
画像はお気に入りポイント。明暗の対比と桜に赤い橋というちょっと和風な感じが好み。
他にもマップはたくさんありまして、もう全部背景が美しい。
ここも好き。
他にも
・チェックポイントが適度にある
・戦闘は制限はあるものの基本回避できる
・ダンジョン内ではいつでも拠点に帰還できる
・セーブできる数が多い!
などなど、親切な点が満載です。
ただ、唯一ストーリーにはあまりのめりこめなかったな…というのが率直な感想です。
正確に言えば、プレイヤー目線に立ってるキャラであるところのサツキちゃんにあまりなじめなかったな…。なんというか、性格が、かわいくない…。
ストーリーの出来とか、世界観はよかったと思います。マリナちゃんの現実での有様には驚かされました。だからこそ、主役級キャラのノリについていけなかったのは惜しい気持ちになりました。
全体的な完成度はすごく高いゲームだと思うので、RPG好きな方にはぜひともやってもらいたいです。
プレイ時間:約12時間
熱中度:☆☆☆☆★
好き:☆☆☆★★
ショートファンタジー ミカイルの大地 感想
ウディタ製のオーソドックスなRPGです。
題名にあるとおり、4~6時間程度でクリアできる短編作品。
主人公は突如現れた、その秘密を知れば願いが何でもかなうという浮遊大陸を農研することに…というのがオープニングで語られますが、1分経たずに終わってそのあとはゲームプレイに打ち込めます。サクサク進行がありがたい。
ウディタの基本システムが採用されているため、戦闘もメニュー画面等のUIも一切の待ち時間なく動きます。また、村と村の間には↑画面にあるゴンドラで気軽に行き来できるし、死んでも村に戻されるほかはペナルティなしなど、親切な要素が満載で、とてもプレイしやすかったです。
印象的だったのがグラフィックと仲間たち。
グラフィックに関しては、スクショを見てもらえばわかりますが全部自作のようです。すごい。
特にモンスターのグラフィックが好きです。かわいいものからキモちワルいものまでバリエーション豊かで楽しい。
連れていく仲間を自由に選べるのもよかったです。主人公を除くと3人まで選べるので、仲間になれるキャラに出会うと今まで旅してたキャラを解雇して追加させるか悩まされました。このゲーム、死んだキャラでも経験値が入りますし、レベル自体も上がりやすいので、加入時のレベル差もそこまで気になりませんでした。
ドラゴンが意外にブサイクなのが好きです。
戦闘バランスはよかったです。全体攻撃が強すぎた気はしますが、それで敵を屠ると気分爽快になれるのでヨシ!
最終メンバーは上記画像の4人です。とにかくカーコが強かった印象。早いし物理で殴っても全体魔法を撃っても強い。撃たれ弱い欠点も気にならないほど。
4人で並んで歩くとなんだか親子みたいでかわいかった…というのがパーティー選別の最終的な決め手でした!後ろ二人が忍者職でかぶってるけど別にヨシ!
昔なつかしい感じのグラフィックのゲームを求めている人、RPGにストーリーをあまり求めない人、仲間とちょくちょく会話したい人(そういうシステムがある)にオススメのゲームです。
プレイ時間:約4時間半
熱中度:☆☆☆★★
好き:☆☆☆★★
セレスティアルダンス 感想
カードゲーム要素を付け足したウディタ製ボードゲーム。
ストーリー要素はほぼなく、10個のステージをクリアすることが目標となってます。
こちらがゲーム画面。
1対1の勝負で、以下の動作の繰り返しになります。
自分の番
→ダイスを振って出た目の分だけ進む
→(任意)セレスティアル(=モンスターカード)の召喚
→(任意)戦闘、土地強化など
→ターン終了、相手の番へ
スタート地点(画像の真ん中の青緑マス)から出発して、すべてのチェックポイントを通過後スタート地点に戻ってくることで、セレスティアルの召喚や土地強化に必要なSPが溜まります。
このSP、場に出ている自分のセレスティアルの数に応じてボーナスがつくので、積極的に召喚していきたいのですが、SP切れを起こしてしまうと相手の攻撃に対処できなくなってしまうので、なかなか悩ましい。リソース管理が重要です。
独特なシステムではありますが、チュートリアルが丁寧なのと、似たシステム(だった気がする)のカルドセプトをプレイしたことがあるのですんなりのみ込めました。チュートリアルは自分でやるかやらないか決められる点や、キャラクターの軽妙なやり取りが良かったですね~。
難易度もほど良い塩梅だった印象です。敵のAIはあまり賢くなかったかな?絶対に負けるようなカードを出してくることが何回もあったので。敵の能力が自軍よりプラスされているステージが多かったので、賢すぎるAIじゃなくてよかったです。
かわいそう。
プレイ記録はこんな感じでした。
表記がバグってますね!6時間42分ってことかな?放置時間が入ってるので、実際は2~3時間くらいだと思います。
”1負”とありますが、途中で強制終了させた試合が5回くらいあったような…
面白かったです。
プレイ時間:約3時間(たぶん)
熱中度:☆☆☆★★
好き:☆☆☆★★
夜明けの口笛吹き 感想
ツクール2000製のRPG。雰囲気が独特。
2003年に世に出た作品らしいです。じゅ、17年前…
主人公は訳も分からないまま「羊水の海」で目覚め、世界の上を目指して旅します。
今いる世界を抜けた後も、また別の世界が連綿と続き、仲間との出会いと別れを繰り返しながら世界の果てを求めていく…という筋書きです。
正規ルートからそれた場合=上を目指すのを止め、今いる世界にとどまる選択をした場合にはエンディングが用意されています。演出は(正規EDも含め)非常にアッサリとしていますが、別の選択の先を見せてくれるのはうれしいですね。
ちなみに、正規ルート以外のEDを見た後は、ちゃんとそのままイベントが起こる前に戻してくれます。プレイヤー的にはとてもありがたかったです。
特筆すべきシステムはありませんでした。だいぶ昔のゲームですからね。
戦闘はバランスが良く、ボスにもほどほどに苦戦しつつ突破することができました。
システムよりは、世界観を楽しむゲームだと思います。
いろんな世界を渡り歩いていきますが、どれも住みたくはないな…と思わされるところばかり。先に進んでもっといい場所を目指すか…、いや、そんな場所でてきそうになくない?と主人公の立場にたって考えちゃう。
あと、音楽が自作ということで新鮮味があってよかったです。「盗賊の巣窟」が一番好き。そこのボスと取り巻きもこのゲームで一番好きなモブです。
プレイ時間:約5時間(たぶん)
熱中度:☆☆☆★★
好き:☆☆☆★★
じじまごRPGmini 感想
ご覧の通り、ゲームボーイちっくなグラフィックが特徴のRPGです。
爺さんと少女が主人公。分かりやすいタイトルでよいですね。血縁関係にはなさそうですけどね!
ゲーム進行はいたってシンプル。基本上記のようなマップを見ながら移動して、でくわした敵をはっ倒し(エリア進行時はよく負け)、やり取りが軽快なテキストが随時挟まれる具合です。おおよそマップ上のアイコンを目指せばいいだけ(=行き止まりにあまり意味がない)のが少し気になりました。
ニコニコ顔がかわいい。
戦闘は難しくはありません。ただし、新しいエリアに進み見慣れない敵が出たときは気を付けないとコロッとやられますね。やられました。
敵から背景からアニメーションまで全部オリジナルで、色がなくても十分見ごたえがありました。
クリア記録はこんな感じ。何とも言えないクリア率ですね
クリア後はなんとおまけも見れます。設定画とかが好きなので嬉しい。カンパリさんの設定にはちょっと笑いました。私も…働きたくないナァ…
プレイ時間:約50分
熱中度:☆☆☆★★
好き:☆☆★★★
幽獄の14日間 感想
リソース管理型のRPGです。
密閉された空間で強化を重ね、14日以内に出口をふさぐ魔物を排除するのが目的です。
いやー、面白かった!
メインストーリーは非常にコンパクト。ゲームを立ち上げてからすぐに動かせるタイプのゲームです。すばらしい…
また、任意で閲覧できる会話イベントがあり、個性あるキャラクターたちの愉快な掛け合いが見られます。世界観の補完もしてくれます。
見ての通り立ち絵が美麗です。女の子たちが外見からハッキリと個性的なのが好きですね…。
上の画像の子は私のイチオシです。
喋ってると面白かったし、戦闘面でも暴れまわってくれました。
戦闘はオーソドックスなATB。戦闘に入る前にバフをかけられるのに目新しさを感じました。
出口に陣取るラスボスはノーマルで強化をしっかりしていけば誰でも倒せるようになると思います。日数を縮めようとするなら計画性をもったプレイが必要でしょうけどね。ハードについてはやれてないのでわかりませんが…
プレイ時間でもマップ面でもコンパクトながら、密度あるゲーム体験ができました。最後の展開には驚きました。
なんというか、単純に面白かったし、信頼できるゲームを作られる制作者さんだな~と感じ入ってしまいました。
プレイ時間:約2時間半
熱中度:☆☆☆☆★
好き:☆☆☆☆★